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男性育休って最近めちゃめちゃ話題になってますよね。
パパも一緒に育休を取ってくれたら産後も安心♪
一人より心強いしありがたいなー!
そう思ってるママさんも多いと思います。普段からそう思える人間関係が構築されている夫婦、素敵です!でも、いざ旦那さんが育休を取得してみると…
こんな生活想像してなかった…これなら一人のほうがマシ…
なんのための男性育休なんだろう。。。誰にも相談できなくて辛い…
わたしは1人目の育休中、実際に旦那が育休を取得してくれました。しかし育休=休みヤッホーイとなって家事育児を思ったように手伝ってくれない夫と生活していくうちに、どんどん孤立していき産後鬱に。今だから思う男性育休のあまり表に出ないデメリットと体験談を語りましたので、もし男性育休を取得する予定の方や、実際に取得したものの行き詰まってしまった方のヒントになれば嬉しいです◎
目次
そもそも男性育休って誰でも取得できるものなのかな?
会社員なら誰でも取れます!(正確には、社会保険料を1年以上払い続けている必要があります。女性の取得条件と変わりませんね。)男性育休の一番の壁は「職場がそれを許すかどうか」だと思います。
古い考えの企業だと「男性がそんなに休んで何をするんだ(→育児だよ!)」「そんなに長期間会社を休んでいいとおもっているのか(→たった数ヶ月も休めないのか!)」といった圧をかけられることがあるとよく聞きますが、カッコ中に記載した言葉を勇気を出して主張できる人は取得できると思います。笑
職場でまだ誰も取得したことがないという人は、自分が道を作るぜ!くらいの気持ちで交渉してみてもいいと思います◎
人生でこんなに長期間会社を休める機会って、あるんでしょうか。産休前って女性だって
今は人生最後の夏休み!焼肉食べに行って〜美容室行って〜ダラダラして〜
今のうちに休みを満喫せねば!!
大きいお腹を抱えながら浮かれますよね。そして(気力があれば)産休中は休みをエンジョイしちゃいますよね。
でも男性の育休って子どもが生まれてからじゃないと取得できないんです。なので本来なら「子どもが生まれるまで仕事する→子どもが生まれたら育児に専念」しなければいけないところに「休みだああああ!」って感覚が入ってしまう…んじゃないかとわたしは推測していますが、とにかく急に仕事モード→育児モードに切り替えられないんです。まあ、体を痛めているわけでもなく、新しい命が急に家にやってくるのですから、そんな急に心を入れ替えよというほうが難しいのかもしれません。
そしてこれは男性側ならではだと思いますが、なぜか育休中に職場から電話が鬼のようにかかってきました。「この件どうなってる?」「この件だけど…あ、そういえば育休どう?」1日2時間位電話対応してたように思います(※完全に旦那の引き継ぎ不良)。女性側だとあんまりないですよね…身体的にダメージがないからなのか、男性は育休中なら多少は問い合わせしてもOKみたいな雰囲気を感じました。
そしてなぜか問い合わせに応じて仕事をしだす旦那。あれあれ育児は?
いやいやいや、そんなほぼ1日仕事してたら育休とった意味ないじゃん…
ちょっとはこっちを手伝ってくれよ…
仕事なんだし急ぎなんだからしょうがないじゃん。
育児もできることはやるし、こっちは急ぎの案件だから。
…???育児は急ぎの案件ではない…??
自分も社会人の端くれとして気持ちは理解できます。なので「1日で仕事に割く時間を決めてほしい」「できれば自分のいないときにやってほしい」「問い合わせの時間を統一してほしい」「せめて仕事に割く時間と同じ時間くらい、育児に割いてほしい」いろんな要求をぶつけることでなんとかキレそうな心を取り持っていました。(いや実際キレてた)
赤ちゃんが新生児の頃は、タイムスケジュールがまだできていないですよね。そんななか「仕事なのか?自分時間なのか?育児をする気はあるのか??」ママは命がけで出産した後、ボロボロなからだで育児しかできない状況なのに、一体この差はなんなんだ??毎日毎日もやもやしながら生活していたように思います。
旦那が育休とってくれるなんて羨ましいわー!!
わたしがあんたを育ててた頃は…
えーパパも育休とってくれるの!?
羨ましい。。。ワンオペつらいよ…
夫婦で育休を取ると周りからこんなふうに言われることが増えると思います。わたしもこの言葉に何度も胸をえぐられたような気持ちになりました。
これってどういうことでしょうか?
みんなパパが育休とってる=育児も家事もこなしてくれて、自分が2人に増えたように劇的に楽な生活になっていると勘違いしているのです。実際そうなっていれば本当に羨ましがられてもいいと思いますが、これが実情と大きく乖離していると
こんな生活の何が羨ましいの?みんな思ってるほど全然良くないけど…
こんな事言われても傷つくだけだし、もう誰とも会話したくないわ
どんどん闇落ちしていった結果、誰にもLINEを返さない、必要最低限の外出しかしない引きこもりへ豹変していきました。
ほとんどの自治体で新生児訪問という、助産師さんや保健師さんが自宅まで来てくれて赤ちゃんの発育をチェックしてくれたり、ママの心身をねぎらってくれたりするサービスがあるかと思います。
ちょうど生後3週間のときに我が家にも助産師の方がやってきてくれました。その頃にはかなり精神的に行き詰まっていて、ストレスチェックの問診票の日本語が文字列に見えてしまい理解できない。。。この項目って何を質問されているんだろう。。。と、かなり深刻な状況になっていました。
こんなときでもパパが育休をとっていると旦那も同席なんですよね。思ったように言いたいことが言えない…「ごめん、ネギ買ってきてくれる?」今思えば突拍子のないお願いをして旦那を離席させ、助産師さんと二人きりになったところで大号泣。自分の思いや旦那の状況を、久しぶりに人と話したと思えないくらいばーーーーーーっとお話させていただきました。
ストレスチェックの項目や私の話しぶりから「産後鬱になっている、このままではかなりまずい状況。」との診断を受け、助産師さんから旦那へ、相当きつく現状と私が思っていたこと、今後どうするべきかを伝えてもらうことができました。
自分から伝えただけだと伝わらないことでも、第三者からなら伝えられた…!
しかも相手はプロ。説得力が違う…
そこから産婦人科とも提携しつつ、徐々にですが元の自分を取り戻すことができました。旦那も流石にやばいと思ったのか?以前よりも積極的に育児や家事に参加してくれるようになりました。
今日は育児を手伝った!
家事もやったし、たくさん手伝ってるな〜!
パパ目線だとどうしても家のことを「手伝ってあげた」「やってあげた」になりがちですよね。でもそれ、違うから!!!とわたしは突っ込みたくなります。家のことも子供のこともママも仕事の補佐役、ではなく自分の仕事と認識してやってほしい!それが真のパパの姿です。ママから頼まれたからやった、大変そうだから手伝った。ではなく、家のすべての仕事は自分の仕事で、どう分担していくのか?という目線をパパにインストールする作業が、育休中の最も重要なミッションだと私は思います。
最初から家事も育児もなんでも出来るようになるのは確かに無理…
新入社員を育てる気持ちで、見届ける勇気を持とう◎
例えばただひとことに「洗濯をする」という家事にも
・洗濯物を仕分ける
・仕分けに応じて洗濯機をセット
・乾燥まで出来るものはたたんで元の位置に戻す
・乾燥できないものは干す
・洗剤がなくなっていたら補充する
・お掃除フィルターを掃除する…
やることは無限にあります。一部分を切り取って「洗濯したよ♪」と報告されてもそれは真の洗濯ではありません!パパも自発的に考えて行動し、どうしたら家事が最適化出来るかママと対等に話せる関係。ここまで来てやっと一人前です。このことをパパに理解してもらえると一緒に育休をとっていてよかったなと思えるレベルに上がってきます。
一番効果的な方法は「自分は一切手を出さず、見守ること」助産師さんからアドバイスを受けて実行しました。
台所が…ぐちゃぐちゃすぎる…片付けたい…
ゴミ出し忘れてる…臭う〜 ああもう自分でやってしまいたい…
こんな気持ちになってもぐっと我慢!!本当に本当にしんどいですが、パパもだんだん気づいてきます。そしてもう一つ重要なのは「口出ししないこと」どんなに非効率的でも絶対にアドバイスしないことです!いくら家事初心者とはいえ社会人●年目。自分で非効率的だと思ったら少しづつ改善するはず…です!
結局、めっちゃ口出ししてるけどね…笑
なるべくトゲがでないように心がけてます…
これまたまだあまり表に出ていないデメリットですが、育休中にパパは孤立しやすいのでは?と思っています。
育児にも慣れて来きて自分が元気になってきた頃、専業主婦の友達や同じ時期に育休をとっている友達、母親学級で出会った人といろんな予定に誘われたりして
最近なかなか会えなかった人や、新しい友だちもできて楽しい!
今日は〇〇ちゃん、明日は▲▲ちゃんとでかけてくる!実家にもよろうかな?
あとは家事よろしく〜
鬱になっていた時間を取り戻すが如く、ハメを外して毎日忙しくなってきました。が!こんな生活をしていると、ふと
旦那…めっちゃ放置してた…そういえば何やってんだろう…?
自分が外で遊んでいる間に、自分が押し付けた家事をずっとこなしていた。。。なんてこともありました(反省)
男性って平日は仕事をしている方がほとんど、同じように育休を取得している人はほぼ居ないため、同じような状況の人が居なくて、それはそれで孤立するんだな…と感じました。本人は何も不満を言いませんでしたが。
そこで我が家では育休中のルールを決めました。
・週に1度は家族で過ごす
・週に1度はそれぞれ子どもや家事から離れたひとり時間を過ごす
↑これだけで週3は埋まってしまいますし、実際できないことも多いですが(笑)ルールを設けることで生活にメリハリができて、お互いの関係も良好になっていった…気がします。笑
男性育休は前例もルールもない分、
お互いが納得できる環境を構築していけたら幸せだよね♡
お互いが1人の時間を過ごせるようになると、前述の「産休前に女性だけフリータイムがある問題」も解消されて不平等感もないですし、今まで仕事をしながらだと忙しくて諦めていた、新しい挑戦や趣味ができるようになって、育休中も有意義に過ごせます◎また、育休中ならではのお出かけスポットも発見!こちらは今度別記事で紹介しますね。
子どももかわいいし、家事分担も減った。
だんだん育休が楽しくなってきた!
男性の育休取得について調べていると、「パパに休んでもらって楽!」「ほんと男性育休いいよ!みんなとるべき!」といったポジティブな発信がとても多いです。やはり一人でやれることには限界もありますし、パパの環境が許せば、取得できるに越したことはありません!
でも…男性育休=何もデメリットがない最高の仕組み♡ではない!そうなれるかはパパの心構え次第だよ!ということが、今回お伝えしたかったことのすべてです。
ママが少しでも産後休めて、笑顔がたくさん増えますように!
男性育休を取得される前に、しっかり(心の)準備をして、素敵なパパになってくださいね◎